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2019/09/21 10:00





語りたくなるファッションの話

THE AORTA MAGAZINE

Magazine for all ladies
09.2.2019 | Issue #01


Where did PAISLEY come from?




いつも何気なく身につけている見慣れた柄たち。
彼らはどこで生まれ、どの様にして受け入れられていったのだろう。

今日はあなたも身につけたことがある、あのバンダナの柄『ペイズリー』のお話です。


ペイズリー柄の特徴


もはや身近過ぎてしっかりと見たことのある方は少ないのではないでしょうか?
観察してみると、ペイズリーは草花のモチーフや曲線を連続させてパターンを作っていることに気がつきます。
自然の優美さをリズムよく繰り返すこの柄は「安心感を与える」と考える学者もいるそうです。


ペイズリーはどこから来たのか


発祥の地はインドやイランのあたりが有力だとされています。
ミドリムシなどの原生動物や植物の種子、花弁、葉をモチーフとしていることから生命力と結びつけられ、今ではすっかり忘れ去られていますが宗教的な意味合いが強かったようです。
他にも期限をたどると紀元前1700年ごろの古代バビロンを由来とする説や、ケルトの伝統模様にさかのぼることができるなど様々な説があります。


ペイズリーはなぜ世界に受け入れられたのか


この様に古くから存在する柄がなぜ現代でも廃れず親しまれているのでしょうか。
こちらも諸説ありますが、19世紀イギリスのペイズリー市でこの柄の生地が量産され、世界に広まったとされています。
アートが好きな方はすでにお気付きかと思いますが、19世紀末のヨーロッパで流行したアール・ヌーヴォーがペイズリーにも多大な影響を与え、その曲線美が洗練されたことでさらに人気を博しました。

今日の語れるアクセサリー


柄の由来を知るとおしゃれが楽しくなりますよね。
お気に入りのカバンにバンダナを結んでアクセントにしてみてはいかがでしょうか?

アーオルタからもペイズリー柄を切り出したような可愛らしいピアスが新登場です。
ファッションデザイナーが一つ一つ丁寧に手刺繍で仕上げた一点ものですので、売り切れてしまう前にぜひチェックしてみてください。

語りたくなるストーリーがあるアクセサリーと、お出かけしてみませんか? 



AORTA

AORTA(アーオルタ)は、デザイナーの手仕事とインポートやヴィンテージの
パーツを組み合わせる事で、まるで蚤の市でお気に入りのものを
見つけた時のようにワクワクときめくアクセサリーを作っています。


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執筆・デザイン
AORTA専属アートディレクター
松元 駿

'90年生まれ。'10年に渡米し大学でジャーナリズムを専攻。同時に独学でデザインを学び、業務を受注し始める。帰国後、都内のデザイン事務所と広告代理店に在籍したのち独立。アパレルや航空会社などを中心にデザインの監修と制作を担当している。